所定外労働時間が1年通して「前年比をわずかにマイナス」という数字で、ほぼ水平に推移している。産業別の動向は無視し全産業でならした場合、「残業に追われるような需要拡大がない」「残業カットに迫られる異常もない」「残業させずに人員のやりくりでカバーできている」「人が残業する必要がなくなってきた」といった推論が成り立つだろうか。