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不況でも業績の上がる組織・人材を作るには?


 「不況下でも継続してパフォーマンスを生み出せる強い組織には、その原動力として、ES(従業員のやる気、満足度)とCS(お客様満足)が相互に機能している」−−社風分析を手がかりに組織コンサルティングを展開しているPISパートナーズ代表・高橋勝浩氏はこう語る。高い業績を挙げる組織には共通する特徴があり、「価値観」「方針」「推進力」「改善」「個の尊重」といった風土を形成する要素がバランスよく共有されている状態にあることが裏付けられるとしている。

 問題は、そのような状態をいかにして築き上げるかだ。いわゆる“職場改善”は上からのかけ声だけだったり、管理者が孤軍奮闘するだけだったりすると達成されない。すなわち、“メンバーの巻き込み”がポイントとされる。その理由の一つはいうまでもなく課題や解決策の共有効果である。さらに、メンバーを巻き込んだワークを展開すると、そのプロセスを通じてメンバー各自が気づきを得て成長していくという効果も期待できる。加えて、コーディネートを担う管理者のマネジメント力も向上する。
 実際の職場ミーティングは、@「現状を把握する」、A「課題を共有する」、B「改善策を作る」、C「実行する」、D「振り返りと修正」という流れになる。各プロセスごとに進め方のコツがあるとされ、スムーズな研修運営のためには事前の理解が欠かせないようだ。

詳しくは ==> 月刊 人事マネジメント 2010年3月号

HRM Magazine.

  
東京大学経済学部卒、筑波大学大学院(MBA)卒、大手教育会社で教育事業の企画・サービス開発、コンサルティングに従事。その後、06年PISパートナーズを設立する。日本経営品質協議会セルフアセッサー、国際パフォーマンス協会(ISPI 米国)公認パフォーマンスコンサルタント(CPT)。ES、CS、業績向上を目指した組織強化、コンサルティング、研修を行う。著書に『ソリューション営業の基本戦略』(ダイヤモンド社)。『週刊金融財政事情』(金融財政事情研究会)、『Works』(リクルート)などに執筆ほか、セミナー・講演でも活躍中。

>> 株式会社PISパートナーズ
 http://www.pisp.co.jp/