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若手社員に「裏目標」を持たせよう
(株)キャリッジウェイ・コンサルティング 今井 孝 ■人材育成が大変な時代でも有効策はある
「若手社員を育てよう」という余裕が,どの会社でも減っているかもしれません。もちろん,以前よりも人が冷たくなったわけではありません。以下のような企業の置かれている状況に大きな原因があると思われます。 ■小さな「裏目標」でも日々のやりがいに効く
若手社員の成長を促す「裏目標」は,例えば図表に挙げたように,取り組みやすい簡単なものがいいでしょう。 ■「裏目標」の設定を義務にはしない
ただ,この「裏目標」の設定をルールや義務のようにしては逆効果です。本人の自由意思に従って,設定を促すのがおすすめです。厳密に実施するものではなく,非公式の機会にでも軽く提案してみるのが無難だと思います。また「裏目標」ですから,達成できたか問い詰めたりせず,好ましい成果があったら褒めてあげればいいのです。一度面白さを味わった若手社員が自ら「裏目標」を設定するようになり,日に日に成長していくことはよくあります。
(月刊 人事マネジメント 2016年6月号 HR Short Message より)
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1973年大阪生まれ。大阪大学大学院卒業。大手IT企業に約8年在籍し、新規事業を成功させる。独立後に始めたセミナーには9年連続で毎回300人以上が参加。トータルでは5,000人以上になる。また、マーケティングに関するさまざまな教材が累計3,000本以上購入されるなど、3万人以上の起業家にノウハウや考え方を伝え、最初の一歩を導いた。誰にでも分かりやすく、行動しやすいノウハウと伝え方で、「今井さんの話を聞いたら安心する」「自分でも成功できるんだと思える」「勇気が湧いてくる」と、たくさんの起業家に支持されている。しかし、自身は起業当初はセミナーを開催しても閑古鳥が鳴き叫ぶことばかり。数百万円を投資して制作した商品はほとんど売れず、部屋を占領する在庫の山に。ネット広告につぎ込んだ資金は一瞬で消えてしまい、胃の痛みと闘いながらの「起業1年目」は散々なものだった。どん底から脱するきっかけは、他人に貢献するためにビジネスを楽しむことだった。そのことを、さまざまな切り口から伝え続けている。 >> 株式会社キャリッジウェイ・コンサルティング http://www.carriageway.jp/ |