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「問い」の力で自律型組織を作る
(株)クエスチョンサークル 代表取締役 宮本 寿
変化が激しい現代,テレワークの普及も伴い,これまで以上に社員1人ひとりが自ら考え判断し,物事を推進する「自律」が求められる時代になってきました。しかし,実際にマネジメントを行うリーダーには,以下のような場面もあるはずです。 ■なぜ自律型組織作りに「問い」が有効なのか
かつて,正解とされるものがあった拡大再生産の時代には,経験則こそリーダーの武器でした。しかし近年は,変化が激しく,数年先の見通しを立てることすら難しい時代になりました。正解のない時代に,求められるリーダーシップも変化しています。かつてのような,リーダーが決めた型へ導くマネジメントでなく,メンバーが自ら考え行動する力をつけるための支援が必要とされています。そのようなリーダーシップを発揮するうえで,「問い」は非常に有効です。 ■リーダーが問う際に大事にしたいスタンス
では,リーダーはどんなスタンスで問いかけるのがよいでしょうか。様々な観点があるなかで,私が特に大切だと思うポイントは「リーダーが答えを手放すこと」です。
(月刊 人事マネジメント 2022年5月号 HR Short Message より)
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1975年静岡県生まれ。明治大学商学部卒業。リンクアンドモチベーション、グロービスを経て、2007年株式会社メロスパートナーズ設立。ベンチャー・成長企業に対する組織開発プロジェクトのファシリテーション、および経営層・マネジメント層を対象としたアクションラーニングコーチとして活動。2019年株式会社クエスチョンサークル設立。現在は「クエスチョン思考」と称した思考法の体系化や普及を通じて、クライアント企業の組織開発やビジネスリーダーの支援型リーダーシップ開発を支援している。 >> (株)クエスチョンサークル https://www.question-circle.jp/ |