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出社とリモートの最適解とは?
ACALL(株) 代表取締役 長沼斉寿
コロナ禍を機に急速に広まったリモートワーク。2022年に入り,オフィスへ出社回帰する企業とリモートを継続する企業に分かれ,両者を組み合わせたハイブリッドワークも一般化し始めました。 ■「出社」の意味がコロナ禍で変わった
出社が当たり前だった状況から,コロナ禍を機になかば強制的にリモートワークを経験し,オフィス以外の場所でも仕事ができることが分かりました。 ■うまくいくハイブリッドワークのポイント
ハイブリッドワークがうまくいっている企業は「生産性が上がった」と口をそろえます。そんな企業に共通するポイントは,社員が自律的に働き方を選べる環境です。そうすることで,集中したい日はリモートワークに,コミュニケーションを図りたい日は出社するなど,業務や自分自身の状況に合わせてセルフマネジメントをするようになり,結果的に生産性だけではなく,会社への帰属意識やモチベーションも上がっています。ハイブリッドワーク導入の際には,オフィスづくりやツール活用などのハード面,そして制度づくりなどのソフト面の両方で環境を整え,どちらも同時に進めていくことが重要です。部署を超えてコミュニケーションを取りやすいオフィスレイアウトや,コミュニケーションアプリや座席予約システムなど各ツールの活用,会社のビジョンやカルチャーを浸透させるための制度づくりなど,目的に応じて様々な取り組みを同時に走らせている企業が多く見受けられます。また,企業文化やコミュニケーション,信頼関係,人事評価,個人の成長,働きがい,働く環境,福利厚生など,“ベストな働き方”の実現には様々な要素が関係するため,人間の判断ではなく,データの活用も重要な点になると考えられます。
(月刊 人事マネジメント 2022年12月号 HR Short Message より)
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鹿児島県生まれ、兵庫県宝塚市出身。神戸大学経営学部卒業。2004年より日本IBMでITエンジニアおよび金融市場向けIBMグローバルソフトウェアの日本国内でのコンサルティングセールス職等を経て、2010年にACALL(株)を設立。企業向けソフトウェア開発事業、メンタルヘルスwebサービス事業等を経て、2016年7月に現事業を開始。「Life in Work and Work in Life for Happiness 」をビジョンとして、「くらし」と「はたらく」を自由にデザインできる世界を目指す。 >> ACALL(株) https://www.workstyleos.com/ |