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社員不祥事を防ぐシンプルな方法
ベストブレイン梶@ 代表取締役 堀 尚弘
社員の不祥事に関して実名報道が増加傾向にある。加えて,社員の不祥事が起きれば,マスコミほかステークホルダーから組織マネジメントに対する責任が追及される。また,第一線で稼働する社員を懐柔し不正を働かせるといった暴力団等反社会的勢力が企業をむしばむ手口について,企業側の認識が乏しい実態もある。不祥事の防止は,重要な経営課題の1つといえる。 ■非行・不正の兆候に気付くには
社員不祥事の根本的原因は,管理職クラスが抱える2つの意識に潜んでいる。1つは,「まさか彼がこんな事件を起こすとは……」といった“不祥事に関する想定外意識”。2つ目は,「もっと早く気付いていればよかった……」といったコメントの根底にある“兆候に関する無関心”だ。不祥事を起こした本人には,勤怠の変化など何らかの兆候が必ずある。兆候に気付かない,あるいはそれを察しても,「まさか不祥事はないだろう」と楽観視した対応を続けていると思わぬ大事を招くことになる。 ■管理職のコミュニケーションが鍵
「兆候」に注目した不祥事防止のマネジメントとして,管理職クラスに実践していただきたい2つのコミュニケーションを以下に紹介する。
(月刊 人事マネジメント 2012年3月号 HR Short Message より)
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ビジネスコンサルタント。警視庁、上場企業等での勤務を経て2003年にベストブレイン鰍創業。上場企業から学校法人、個人事業主まで規模・業種を問わず、社員不祥事の予防、暴力団排除を含むコンプライアンスの実践、震災対策等のリスク管理に関するコンサルティングを提供している。著書に『成功する会社が必ずやっているリスク管理』(幻冬舎ルネッサンス新書)がある。 >> ベストブレイン株式会社 http://www.bestbrain53.com |