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復活力 (レジリエンス) の高い人材に注目
ピースマインド・イープ梶@エグゼクティブ・コンサルタント 舞田竜宣 ■ロジックに強くてもグローバルで勝てない
人事の方々とお話をしていると,「凹まない日本人を,どう作るか」ということに非常な問題意識を抱えていらっしゃると痛感する。例えば,近年の若者はよく勉強しているが(心が)折れやすいといわれる。また,外国人と日本人とが同じ職場にいると,日本人のほうが圧倒的に影が薄く存在感がないのは,日本人が知識不足だからではなく,姿勢としての毅さ(つよさ)で負けているからだ,などともいわれる。折れない心や毅然とした姿勢は,不透明な時代,グローバルな時代を生き抜くために最も重要な「力」である。日本の人材は,ここが今,最大の弱点となっている。 ■教育プログラムも心理系へ進化
しかし残念ながら,教える側の人間が少ない。これは日本の人材開発の構造的弱点である。 ■なでしこジャパンと震災復興に共通する力
レジリエンスとは「回復力」と訳される。この言葉が一躍日本で知られるようになったのは,海外メディアがサッカーの「なでしこジャパン」のワールドカップ優勝を称えたとき,および,東日本大震災で立ち上がる日本人を称えたときである。
(月刊 人事マネジメント 2012年7月号 HR Short Message より)
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1988年、東京大学卒。世界大手の人事・組織マネジメント・コンサルタント会社の日本法人社長を経て、2008年にHRビジネスパートナー鰍創立、代表取締役に就任。2012年よりピースマインド・イープ潟Gグゼクティブ・コンサルタントを兼務。多摩大学大学院(ビジネススクール)客員教授、グロービス・パートナー・ファカルティも兼ねる。『行動分析学マネジメント』(日本経済新聞出版社)、『社員が惚れる会社のつくり方』(日本実業出版社)、『10年後の人事』(日本経団連出版)など著書多数。 >> ピースマインド・イープ株式会社 http://www.peacemind-jeap.co.jp/ |