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部下が自ら育つマネジメントを
潟Vェイク 代表取締役社長 吉田 実 ■課長の99%はプレーヤー兼務という現実
人材育成の機会を通して,多くのマネジャーにお目にかかるが,余裕のある人はほとんどいない。予算達成へのプレッシャー,残業をさせない労務管理,厳しくなるコンプライアンス,部門の方向性の明示,そして部下育成等,マネジャーに求められる仕事は多岐にわたる。さらには,自ら現場にプレーヤーとして足を運んでいるのが現状だ。産業能率大学の『上場企業の課長を取り巻く状況に関する調査』によると,課長の99%がプレーヤーを兼務している。もはや,マネジメント専任の課長など存在しない。 ■若手が成長しない4つのパターン
一方,経営者や人事部の育成担当者からは,「若手が育っていない」という声が以前にも増して強くなっている。グローバル化が進み,ビジネスを取り巻く環境が益々厳しくなっていくなか,イノベーションを起こさないと勝ち残れないとの経営者の焦りとは裏腹に,期待通りに若手社員が成長していない。 ■これからのマネジャーに求められること
マネジャーは忙しい。それでも,「部下育成」は,マネジャーの重要な役割である。まずは,自分の部下が陥っているパターンを見極めること。その上で,マネジャーがなすべきことは何か。
(月刊 人事マネジメント 2013年4月号 HR Short Message より)
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大阪大学基礎工学部卒。住友商事(株)に入社。通信機器の営業、携帯電話を活用した新規事業立ち上げに携る。2003年シェイクに入社。営業責任者として、人材育成事業の立上げ、拡大に従事。2006年よりファシリテーターとして登壇し、実績は新入社員から若手・中堅社員、管理職層まで多岐にわたり、育成に携わった人数は1万人を超える。2009年9月より代表取締役社長に就任。2011年1月に書籍『「新・ぶら下がり社員」症候群』を出版。 >> 株式会社シェイク http://www.shake.co.jp/ |