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新事業人材を守り育てる覚悟はあるか
MK&Associates 代表 河瀬 誠 ■新事業人材と既存事業人材の違い
最近のコンサルティング案件では「新しい事業をつくりたい」という相談が多い。ところが,新事業に成功する企業は,ほんの一握りに留まる。新事業の成功が難しい大きな原因は,その取り組みを今までの経験の延長線上で考えていることにある。 ■新事業人材とは,失敗にめげない変革者
既存事業では,ルールを守り,リスクを避け,オペレーションを正確に回す「守りの管理型人材」が重宝されることが多い。しかし,新事業で求められるのは,目指すビジョンを掲げ,必要とあれば今ある組織やルールを壊してでも,イノベーションを起こしていく「変革者」の役割だ。 ■新事業人材を守り育てるのは経営者の責務
既存事業ができあがった「大人」の事業なら,新事業はこれから育つ「子供」の事業だ。
(月刊 人事マネジメント 2015年12月号 HR Short Message より)
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東京大学工学部計数工学科卒業。ボストン大学経営大学院理学修士および経営学修士(MBA)修了。A.T.カーニーにて金融・通信業界のコンサルティング を担当後、ソフトバンク・グループにて新規事業開発を担当。コンサルティング会社ICMG(Intellectual Capital Management Group)を経て、現職。著書に『経営戦略ワークブッ ク』『戦略思考コンプリートブック』『新事業スタートブック』『海外戦略ワークブック』(以上、日本実業出版社)『戦略思考のすすめ』(講談社現代新書)『マンガでやさしくわかる問題解決』『課題解決のレシピ』(日本能率協会)などがある。 >> MK&Associates http://www.mkandassociates.jp |