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問題を解決する「仕分け」のスキルに注目
(株)コンパス 代表取締役 鈴木進介 ■必要なのは“使える問題解決力”だ
企業の人事担当者と研修テーマについてご相談させていただく際,「この先が見えない複雑な時代において,社員に必要な一番の能力は何でしょう?」とよく尋ねられます。この質問に対して,私は,「一にも二にも問題解決力です」とお答えしています。 ■「仕分け」で本質を見極め優先順位をつける
問題を複雑に捉えなくても,直面していることを仕分けし,細分化していけば,何が原因で,何が解決策になるのか,そして第一歩目は何かは,スピーディーに特定できます。 ■「仕分け」のスキルは企業の成長も支える
先が見えない複雑な時代を迎えています。今,求められることは,いかに思考をシンプルにするかという視点です。“あれも,これも”という足し算から,“あれか,これか”という引き算に思考を変換しなければ,複雑な問題は解決できないのです。一足飛びに解決策を絞り込むのは困難ですが,「本当に重要なこと」と「重要ではないこと」を仕分けしていけば,自ずと問題解決力は養われていきます。さらに,「仕分け式」は問題解決力にとどまらず,コミュニケーション力・生産性向上・経営戦略など広範囲に応用力を発揮します。仕分けのスキルが,企業の成長を支える基盤になっていくのです。
(月刊 人事マネジメント 2016年9月号 HR Short Message より)
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大学卒業後、富士通グループにてコンピュータの営業、商社で半導体の法人営業職を経て、2000年に(有)エフティーシーを設立。代表取締役に就任し、パソコン教室の経営、インストラクターの派遣事業を中心に事業展開。パソコン教室事業では半年以内に生徒数が100名を突破し、地域一番店に。同時に起業家交流会を組織化し、数多くの新規事業の支援に携わる。2001年にコンピュータ関連事業を売却し、業容を経営コンサルティング業に業態転換。2005年に増資、組織・商号変更を行い、(株)コンパスを設立、代表取締役に就任。専門は新規事業およびマーケティングでベンチャー企業から東証一部上場企業まで数多くの企業のアドバイザーとしてプロジェクトを支援。コンサルティング実績は100社以上にのぼる。また研修講師としては“社外先輩”という立場で若手社員から支持を得て、起業家型人材や次世代リーダーの育成を得意とする。 >> 株式会社コンパス http://www.compas.co.jp/ >> 著者ブログ http://www.suzukishinsuke.com/ |