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残業をなくし,生産性を高める有効策
(株)識学 代表取締役社長 安藤広大
長時間労働の要因には,会社側が要求する業務が個人のキャパシティをはるかに超えているというケースがあります。その場合の対策は,人員体制,業務の見直しを図っていくしかありません。一方,業務の量はそれほどでもないのに,評価制度の構造的問題や上司の何気ない言動が無駄な労働時間を増やしていることもあります。そこで,長時間労働をなくし,生産性を上げる有効策を2つご紹介します。 ■有効策1:「頑張っている姿」の評価をやめる
「いかに頑張っているか」「積極的に取り組んでいるか」というプロセス評価のウエイトが高い場合,「長く働いている」→「頑張っている」→「評価が上がる」という構図になるため,長時間労働が良いことだと誤認されてしまいます。また,「時間に対して給料が支払われる」という現実があり(現在の日本の法律ではどうすることもできませんが),これも長時間労働を助長している要因となっています。 ■有効策2:仕事に期限を設定する
「仕事に期限の設定がない」というのは,社員にとっては「時間を短縮する必要性がない」という状態です。自分のペースで,期限の目標もないまま仕事を進めていたのでは,時間を短縮する意識が乏しくなります。また,上司には,「期限」や「必要な時間」を見極める力が必要です。例えば,職場で,次のようなやりとりがされていませんか。
(月刊 人事マネジメント 2018年8月号 HR Short Message より)
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1979年、大阪府生まれ。2002年、早稲田大学卒業。同年、(株)NTTドコモ入社後、2006年ジェイコムホールディングス(株)入社。主要子会社のジェイコム(株)にて取締役営業副本部長を歴任。2013年、「識学」と出会い独立。識学講師として数々の企業の業績アップに寄与。2015年、識学を1日でも早く社会に広めるために、(株)識学を設立。 >> (株)識学 https://corp.shikigaku.jp/ |