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若手を離職させない指導法とは?
(株)ジェイック 取締役教育事業本部長 東宮美樹
20代の早期退職を防ぎたいと考える企業は増えています。それと並行して,「最近の新入社員が何を考えているのか分からない」「若手の離職を防ぎたいが,どう関わればいいだろうか?」といった人事担当者のお声も増えています。では若手を離職させないための指導法は,具体的にどう考えればよいでしょうか? 弊社では毎年4月に新入社員研修を実施しており,その際,新人たちからアンケートの回答を得ています。このアンケート結果を基に,具体的な関わり方や指導方法を考察していきましょう。 ■いまどきの若手が描く理想の上司像
【理想の上司像】 (2020年度実施) ■上司・先輩が接し方を変えるのが鉄則
組織の生産性やマネジメントの原理を書いた『ハイアウトプット マネジメント』というベストセラーがあります。著者のアンドリュー・S・グローブ氏は,「部下にやる気を起こさせることはできない」「マネジャーにできるのは,部下が活躍できる環境を作ることだけだ」と述べています。では,若手が活躍するうえで,上司はどんな環境を用意すればよいでしょうか? 先の“理想の上司像”を基に考えると,「部下の相談には気軽に乗る」や「人格や人間性を高める」を意識し実践することが,新人若手の活躍する環境作りといえそうです。つまり,上司・マネジャー自ら率先して接し方を変えることが,若手社員が定着・活躍するうえでの肝になります。
(月刊 人事マネジメント 2020年7月号 HR Short Message より)
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筑波大学を卒業後、ハウス食品株式会社に入社し営業職を経験。人材紹介業で数多くの求職者に対するカウンセラーを経験したのち、2006年に研修講師としてのキャリアをスタート。コーチング研修や「7つの習慣(R)」研修をはじめとした「コミュニケーション改善系の指導」を得意としており、主に接客スタッフの指導や管理職社員の指導などの研修に登壇している。2016年に社員教育事業の事業責任者に就任し、2017年に執行役員、2019年に取締役に就任。今も現役で研修に登壇している。 >> (株)ジェイック https://www.jaic-g.com/ |