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外国人従業員“定着率向上”のコツ
(株)グローバルトラストネットワークス 代表取締役 後藤裕幸
日本の少子化に伴う労働人口減を解消するための新在留資格「特定技能」が昨年4月に施行されるなど,外国人就労者への期待が高まっています。厚生労働省によると同年10月末時点での外国人労働者数は165万人,雇用している事業所は24万ヵ所と多くの企業で外国人雇用が進んでいます。雇用関係にあるからにはお互いに長く在籍してほしい,長く働き活躍したいという思いがありますが,企業側が十分だと考えている外国人従業員のサポートと外国人従業員の望むサポートにはギャップがあります。 ■不満があっても「YES」としか答えない
当社の従業員は7割が外国籍のため,日本での滞在期間もそれぞれです。外国人従業員と長く接していると来日して日の浅い外国人へのサポートは当然として,実は日本滞在歴の長い方も悩みを抱え込んで,誰にも相談できずにいることに気づきます。 ■ストレス緩衝要因(発散させる方法)を増やす
外国人が感じるストレス要因は言葉の壁,コミュニケーションの取りにくさ,文化・価値観・考え方の違い,生活環境の変化,生活習慣の違いなど多種多様です。そのうえ新型コロナウイルス感染予防のため自粛生活を強いられている状況では,以下のストレス要因も考えられます。
(月刊 人事マネジメント 2020年10月号 HR Short Message より)
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熊本県出身。中央大学在籍中に、ITベンチャー起業。2003年、(有)ミューゲート、2004年、アジアビジネスコンサルティングの(株)ミューを設立。自分以外は外国人社員のミュー代表時代、様々な相談や保証人を引受けるなどの経験から“日本は外国人にとって住みづらい国”を実感。2006年に外国人の生活総合支援企業として社会問題解決に取組む(株)グローバルトラストネットワークスを設立。外国人専門の賃貸住宅保証を柱に、不動産、通信、クレジットカード、人材事業等を展開。 >> (株)グローバルトラストネットワークス https://www.gtn.co.jp/ |