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「リモートトラスト」を高めよう
(株)ライボ 経営企画室広報グループ長 兼 Job総研室長 堀 雅一
弊社が運営しているキャリア相談プラットフォーム「JobQ(ジョブキュー)」では,様々な仕事上での悩みが日々投稿されています。そこで昨今増加傾向にあるのが,リモート環境でのコミュニケーションが関係した相談です。 ■リモートでも信頼関係を築くには
「叱れない上司と叱られたい部下」というすれ違いはコロナ禍でさらに悪化しました。その背景の1つがテレワークの増加です。テレワークでは対面よりも比較的マネジメントが難しいといわれ,コミュニケーション,仕事の進捗把握,適切なフィードバックなど課題が多く挙げられています。 ■意識して五感を補うアクションを
具体的には,対面では無意識にしている相槌,笑顔,ジェスチャーなどを踏まえた伝え方が,リモートでは伝わりづらいという意識を持つことです。さらに対面では五感で情報を得ていることから,ニュアンスで相手の発言主旨を捉える場面も多くありますが,リモートではこれが難しいことも理解したうえでコミュニケーションをとることも大事です。また関係構築の促進には雑談や仕事以外でのコミュニケーションも有効とされます。例えば「仕事上では厳しい人だけど,仕事以外では意外にもユーモアがあって楽しい人だな」と理解できれば,対人関係に深みが出てきます。上司と部下の関係であっても,普段から雑談のできる関係にあれば,コミュニケーションは深まり,相手の性格や特性を理解したうえで,適切な距離感を保つことができます。
(月刊 人事マネジメント 2023年6月号 HR Short Message より)
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2021年にJob総研を立ち上げる。その後“働く社会人や就活生”を中心に様々な観点から意識や行動などについて調査研究を実施。市場の現状と未来を分析し、 社会へ発信することで働く社会人や就活生の選択機会に貢献する事を目的としている。またJob総研の調査をもとに各大学で 「キャリア設計」の授業 を実施する他、多くのメディアでキャリアや働き方など社会との関連などを解説している。 >> (株)ライボ https://laibo.jp/ |