HRM Magazine人事担当者のためのウェブマガジン | Human Resource Management Magazine
|
HOME |
若手の離職防止のカギは「We感覚」
(株)リンクアンドモチベーション フェロー 小栗隆志
「来月も頑張ります!」と言っていた若手社員が,その翌週に退職届を持ってきた----。上司からすれば青天の霹靂ですが,なぜこのようなことが起きるのでしょうか。これは,若手社員が持つ「2つの人格」のギャップによると考えられます。2つの人格とは,個人の自由な意志や動機に基づいて言動する「個人人格」と,組織から与えられた役割に基づいて言動する「組織人格」です。前述の例では,上司の前では組織人格で前向きに仕事に取り組んでいましたが,実は個人人格では自らのキャリアを冷静に考え,転職を進めていたということでしょう。 ■離職防止に不可欠な「We感覚」
若手社員の定着を実現するために「オンボーディング」が重要視されています。オンボーディングとは,新入社員が会社の業務に慣れるまでサポートする活動の総称で,一般的には,新入社員の迅速な「戦力化」を目的としています。これはこれで重要な取り組みですが,新入社員の離職防止(定着)を目指すのであれば,オンボーディングのゴールを「戦力化」ではなく「一体化」に置くべきです。 ■若手社員の「We感覚」を育むために
若手社員の「We感覚」を育むポイントを3つご紹介しましょう。
(月刊 人事マネジメント 2024年4月号 HR Short Message より)
HRM Magazine.
|
早稲田大学卒業後、2002年に株式会社リンクアンドモチべーション入社。営業・コンサルティングに従事し、幅広い顧客の組織変革を成功に導く。2011年に株式会社アビバ(現:株式会社リンクアカデミー)取締役就任。2014年に株式会社リンクアカデミー代表取締役社長就任。2017年に株式会社リンクアンドモチべーション取締役就任。組織から選ばれる個人(アイカンパニー)創りを支援する個人開発部門の統括責任者を務めた後、2023年より現職。 >> (株)リンクアンドモチベーション https://www.lmi.ne.jp/ |