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高まる社内広報の重要性
(株)ベンチャー広報 CKO(Chief Knowledge Officer)最高知識責任者 ■社内広報が社員のモチベーションに影響する
企業のグローバル化や人材の流動性が進み,今後は多様性のある組織づくりが求められていきます。それをサポートする手段として,社内コミュニケーションが注目されています。近年では「インナーコミュニケーション」「インターナルコミュニケーション」などと呼ばれ,単に社内情報を社員に伝える一方通行から,従業員を重要なステークホルダーと位置づけ,双方向による関係性づくりを目指す動きに特徴がみられます。これまでは,理念・ビジョン・経営方針の浸透や部門間,グループ間の情報共有・交流が目的でしたが,従業員のエンゲージメントの向上を目的とする事例も増えてきています。 ■広報の視点で会社と社員の関係を見直す
人手不足と少子高齢化による「2030年問題」(パーソル総合研究所『労働市場の未来推計2030』によると人材644万人が不足する)が迫っています。働き方の多様化,グローバル化,リモートワークの導入など,職場の環境は激変し,人と人とがつながりにくい時代になりました。従業員とのコミュニケーションの形成は経営・人事の大きな課題です。コロナ禍を契機にリアルとオンラインのハイブリッド化が進んだ今こそ,会社と社員の関係を改めて振り返るタイミングといえるでしょう。社内広報は多岐にわたり,どこから進めるか,どこまで範囲を広げるかは,企業によって変わります。まずは自社の課題を明らかにし,活動内容を決めていきましょう。
(月刊 人事マネジメント 2024年11月号 HR Short Message より)
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大学時代から広報PR業界に入り、キャリアは40年。これまで上場企業から中堅・ベンチャー企業までの広報コンサルティングを手掛け、500社以上の経験を持つ。また民間企業のほかにも自治体、大学、政党、宗教法人、博覧会事務局と、あらゆる組織広報の経験を持つ。加えて“攻めの広報”“守りの広報”の経験も豊富で戦略策定から広報担当者の教育・育成まで多岐にわたり経験。学校法人事業構想大学院大学ゲスト講師(青山忠靖特任教授ゼミ)。 >> (株)ベンチャー広報 https://www.v-pr.net/ >> ゼロイチ広報 https://www.v-pr.net/service/zeroichi/ >> YouTubeチャンネル:「広報PRラボ by ベンチャー広報」 @Kouhouprlab_venturekouhou |